ブログを更新しました(「冷え・むくみ」に悩むあなたへ)
「冷え」と「むくみ」に悩むあなたへ
〜からだの声に耳をすませて、やさしく整える東洋医学の知恵〜
季節の変わり目や忙しい日々の中で、「なんだか足が冷える」「夕方になるとむくんでつらい」そんなお悩みを抱えていませんか?冷えやむくみは、からだからの小さなSOS。今回はその原因と、東洋医学の視点からのケア方法、鍼灸治療の可能性について、やさしくご紹介します。
冷え・むくみはなぜ起こる?
〜現代医学から見た原因〜
冷えやむくみは、血流やリンパの流れが滞ることで起こります。主な原因には以下のようなものがあります。
- 長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし
- 運動不足による筋力低下
- 塩分の多い食事や水分の摂りすぎ
- ホルモンバランスの乱れ(特に女性に多い)
- ストレスや睡眠不足
これらが重なると、からだの巡りが悪くなり、末端が冷えたり、余分な水分が排出されずにむくみとして現れます。
東洋医学ではどう考える?
〜「気・血・水」のバランスがカギ〜
東洋医学では、冷えやむくみは「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが滞っている状態と捉えます。
- 「気」はからだを温め、動かすエネルギー。気が不足すると冷えやすくなります。
- 「血」は栄養を運ぶ液体。血の巡りが悪いと、冷えやむくみが起こりやすくなります。
- 「水」は体内の水分。水が滞るとむくみや重だるさの原因に。
また、冷えは「陽虚(ようきょ)」、むくみは「水滞(すいたい)」や「脾虚(ひきょ)」といった体質の偏りが関係していることもあります。
鍼灸でできること
〜からだの内側から、やさしく整える〜
鍼灸治療では、冷えやむくみに関係する経絡(けいらく)やツボにアプローチし、気血水の巡りを整えていきます。
- 冷えには「三陰交(さんいんこう)」「関元(かんげん)」など、温める力を高めるツボ
- むくみには「足三里(あしさんり)」「陰陵泉(いんりょうせん)」など、水分代謝を促すツボ
鍼やお灸によって、からだの深部に働きかけ、自律神経やホルモンバランスにも良い影響を与えます。施術後は「足がぽかぽかする」「軽くなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。
ご自宅でできるセルフケア
〜日々の習慣が、からだを変える〜
鍼灸と合わせて、日常のちょっとした工夫も大切です。
- 足湯や温かい飲み物で内側から温める
- ウォーキングやストレッチで血流を促す
- 塩分を控えめにし、バランスの良い食事を心がける
- お灸(市販のもの)を三陰交などに使ってみる
- 睡眠をしっかりとり、ストレスをためない
「冷えやむくみは体質だから仕方ない」と思わず、少しずつ整えていくことで、からだは確実に応えてくれます。
最後に
〜あなたのからだに、やさしい選択を〜
冷えやむくみは、からだの巡りが滞っているサイン。東洋医学では、からだ全体のバランスを見ながら、根本から整えていくことを大切にしています。
「なんとなく不調」を放っておかず、からだの声に耳をすませてみませんか?鍼灸は、そんなあなたの味方です。気になる方は、ぜひ一度ご相談くださいね。




