介護技術指導!(2月6日)|大阪で自律神経の調整なら、さかみ鍼灸院へ

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介護技術指導!(2月6日)

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2月6日、近隣の老人施設へ、介護職員を対象に介護技術指導を行ってきました。理学療法士として病院・施設に勤務していたころには職場内で定期的に行っていましたが、今回は久々にこのような機会をいただきました。

今回は、3名の入居者についてベッドでの起きあがり・車いすへの乗り移りの介助指導を行いましたが、その中で様々なポイントをお話しすることができました。短時間の指導でしたから、どれほどのものを伝え切れたかわかりかねますが、ご利用者の方、介護士の方双方に今後活かされてくることを願っています。

介助のポイントは、その方にできることをしっかり見極めてできるだけご自身でしていただき、最小限のお手伝い(介助)をすることだと思います。介護の現場では、ご利用者のペースに合わせて介助すべきとわかっていながらも、職務の多さのあまり時間に追われて、一様に介助する側のペースを強要しがちになります。介護する側の知識・技術のいたらなさというよりも、ご利用者の障害の重度化や介護職員の配置人数の不足など社会的要因が大きく関与していることは否めません。

ただ、今の日本は高齢社会の長寿大国、長く生きられる時代です。年を重ねて嫌であっても知らずの内に精神も身体も弱ってきます。仕方のないことですから、それを受け入れてそれなりに笑顔で満足に過ごされる方が多くいてほしい、と私は望みます。そうであるならば、私たちが年を重ねていくことも、長生きすることもそんなに悪いことではない、と思えるようになるのではないでしょうかね???

そんな中で、介護の果たす役割は重かつ大ですから、みなが笑顔で助け合えるようになればいいな…と。そうなれるための介護指導、お互い楽々、笑顔の介護指導に、これからもすこしでも携わっていけたら幸いに思います。

 

そこで、一冊の本を紹介します。私が最近読んだ『ユマニチュード 認知症ケア最前線』という題名の本です。ぜひ看護・介護に携わる方にはおすすめです。フランスの医師イヴ・ジネストさんが考案したユマニチュードは、認知症の方への対応の基本をしめされており、認知症を理解するのに欠かせない内容が実例を通してわかりやすく書かれています。数年前にNHKで取り上げられた内容のようです。ちなみに、私はその本の中の実例を読み進めながら、涙をこぼしてしまいました。まあ参考までに一度読んでみてくださいね。

 

今回は、はり灸と離れた内容の投稿になってしまいました。でも実は、介護指導をしながらも、「ああ、この利用者様にはりをできたら、もっと楽に動けるやろうに…。」や、「この介護士さん、はりで心身のケアをしてあげたいな…。」などなど何度も頭の中を過ぎっていたのです。はり灸治療もこれからの笑顔の日本を支える責務を負っているのですね!!