娘の耳の痛みがとれた!!
- 鍼灸・経絡治療
つい先日、娘の耳の痛みをはりで治した経験を東洋はり医学会なみはや支部のフェイスブックに投稿しました。内容はちょっぴり専門的です。
ウィズはりきゅうライフの我が家の一コマです。妻と娘と私の関係、序列?が垣間見られるかも…です。笑ぜひご覧ください。
題名 急性症状に子午治療
一昨日夜の我が家の一コマを照会します。
妻が娘の耳かき中。九に動いた娘、妻の「あっ!」という声の跡に、娘の大きな鳴き声が聞こえてきました。
耳かき棒で耳を突っついてしまったらしい。傷ついた外耳道からはちょっぴり出血。
綿棒で血をぬぐうとすぐに血は止まったが「痛い!」と引き続き泣きわめく娘。そしていつものように妻は「お父さんにはりしてもらったら!?」と一言。
さあさあ出番かな、と私は、てい鍼をもって娘のもとへ。
3分前に起こった急性症状、痛いのは右の耳。耳は腎気がめぐるところと診て、左前腕大腸経を触察する。すうっと摩ると温溜穴あたりに熱を持った明らかな反応があった。
「おお、これはなんとかなりそう。」と期待を込めて、早速てい鍼を構える。経の流れに逆らってその反応をすくいとるようにてい鍼の先を動かす。すると、熱の反応はなくなり前腕の肌つやはすっと滑らかになっていた。
そこで、娘に「まだ耳痛い?」と問うと、娘は一瞬固まったように考えて、「うん大丈夫!」とにっこり。その後何事もなかったかのように娘はテレビのリモコンをオンにしました。
お父さんはお役御免、めでたしめでたし。
今年も鍼灸経絡治療が活躍する我が家です。
東洋はり医学会の補助療法の一つである子午治療は、経絡の流れが明らかな急性症状に対して力を発揮します。
私たちの進退をめぐる十二正経には、それぞれに対をなす子午の関係があり治療では症状部位と治療店の関係になります。
対をなす6グループとは痰と心、肝と小腸、肺と膀胱、大腸と腎、胃と心包、脾と三焦です。「タンシンがカンショウして、ハイボウダイジンのイシンポウがヒサンした」と空で唱えて暗記しておくとバッチリですね。
特に痛みや腫れなどの急性症状に出会ったときには、症状があらわれている経絡を判断して、その左右反対側の子午関係にあたる経絡を診てみましょう。明らかな反応、圧して痛む点があれば、そこが治療店になるでしょう。