桜も満開見ごろの春うららかな今日この頃ですね。降り注ぐ陽光も温かで少しずつ陽気を増しているようです。

陰陽の気が均等な日、春分の日を境に「陰気」よりも「陽気」が盛んになり、夏に向かいます。

寒かった冬から急激に暖かくなり、桜の開花も早まったように、私たちの心身にも大きな影響が出ているようです。

東洋医学では、春は肝木の気が盛んになるといわれ、草木が一気に芽吹き枝葉を伸ばすように、私たちの身体の陽気も、上へ上へと登りやすくなっています。

穏やかにゆったりと陽気が上昇すればよいですが、急な陽気の上昇は、のぼせやふらつき、めまいなどの症状を起こしやすくなります。また精神的にも不安定になりがちです。

急激な気温の上昇、下降に汗腺のはたらきが対応しきれず、風邪をひきやすくなります。

気分はゆったりと、そして動作もゆったりと。

春のおだやかな陽気に合わせるように過ごしていきましょう。