はり・きゅうと自律神経失調症
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当院で行うはり・きゅう治療は、‘経絡を整える=自律神経の乱れを整える’治療といえます。このブログでも、自律神経の乱れによる症状やその対処法、はり・きゅう治療について投稿していきます。
今日は「はり・きゅうと自律神経失調症」をお送りします。
自律神経失調症の治療では、科学的な薬を使ったり、心理療法を行うなど、現代医学が主となっていますが、当院でも行っている東洋医学を基にしたはり・きゅう治療は、副作用がなく安心して受けられる有効かつ効果的な治療法とされています。
自律神経失調症は、人間が日中に活動しているときに働いている交感神経と、夜間に休息をとっている間に働く副交感神経の、二つのバランスが崩れてしまい、交感神経が過剰に働いてしまうためにおこる病気です。
当院のはり・きゅう治療では、東洋思想の陰陽五行論の考えを基に、「陰」と「陽」、そして「五行」相互のバランスを調整していきます。自律神経でいえば、「陽」が交感神経、「陰」が副交感神経に相当し、また「五行」の木・火・土・金・水に割り当てられた12の経絡もそれぞれ交感神経と副交感神経にあてられます。よって、はり・きゅう経絡治療は、現代医学でいう自律神経の失調を調整する治療といえるでしょう。
はり・きゅうでの治療方法は?
はりとお灸を使った治療ですが、一般的な病院と同じように、まずは問診から始まります。めまいやふらつきがないか、のぼせや動悸がないか、イライラやストレスがないか、そのほか、食欲不振や頻尿がないかなどを確認していきます。
実際の治療では、どこに痛みやしびれがあっても、まずは手足のツボを用いて全体のバランスを整えるようにします。はりは髪の毛ほどの細いものを使用しますので、痛みはほとんどなく、心地よさを感じることもあります。お灸も、ごく温かな刺激ですから、いわゆる、お灸をすえるといった熱さはなく、安心して受けていただけます。