自律神経失調症とはどんな病気?①
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検査をしても異常が見つからない症状が特徴…!?
自律神経失調症は名前の通り、自律神経が調子を失って起こる病気です。様々な身体症状や精神症状が現れます。一つの症状がしつこく起こることもあれば、めまいがして動悸がして下痢をするというように、関連性の症状が順番又は重なって起こることがあります。しかし、検査をしても内臓や器官などに異常が見つからないのが特徴です。
◎自律神経失調の症状の特徴
- 身体症状…頭痛・耳鳴り・動悸・息切れ・胃痛・下痢など様々な場所に不調が現れる。
- 精神症状…イライラ・不安・落ち込み・集中力の低下など。
- 全身症状…倦怠感・不眠・微熱・ふらつき・だるさなど。
3つとも症状は一定しておらず、個人差も大きい。性格、体質、その日の気分に影響される。
◎経過とともに5つのタイプが明らかになる。
- 体質が関与するタイプ…それまでにも立ちくらみや乗り物酔いを起こしやすかった人に多く、自律神経のバランスが崩れやすいタイプ。
- ホルモンが関与するタイプ…更年期の女性にみられるもので、のぼせや肩こり、頭痛などの更年期障害として現れる。精神症状がみられる場合もある。
- 神経症が判明するタイプ…体の症状だけでなく、不安や緊張などがみられる。性格的に心配性で物事をこだわりやすい人も多い。
- うつが判明するタイプ…体の症状だけでなく、抑うつ気分や無気力、うつなどの精神面での症状が顕著に現れる。
- 心身症が判明するタイプ…ストレスが原因となって、胃潰瘍や過敏性腸症候群、片頭痛などの身体疾患が実際に起きている。