自律神経失調症とはどんな病気?②
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交感神経と副交感神経のバランスが崩れて発症する…!?
なぜどこにも異常がないのに多様な症状が現れるのでしょうか?それは自律神経が全身に張り巡らされて、意思とは関係なく体の様々な機能をコントロールしていることに関係しています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は日中や活動している時、特に運動など身体を動かしている時や興奮したり緊張している時に強く働きます。一方、副交感神経は、夜間睡眠中や休息している時、リラックスしている時に強く働きます。2つの神経は脳の視床下部からの指令によって、環境や体の状態などに応じて体の様々な機能を調整しています。
自律神経のバランスが崩れると正常に反応しなくなり、体を動かしていないのに心拍や呼吸が速くなったり、汗をたくさんかいたりというような異常が起こってきます。自律神経は全身の様々な機能をコントロールしているので、ひとたびバランスを崩すと全身いたるところに症状が現れるのです。