腰痛 ~脊柱管狭窄症~|大阪で自律神経の調整なら、さかみ鍼灸院へ

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腰痛 ~脊柱管狭窄症~

  • 運動器系の症状

今日は腰部脊柱管狭窄症という病気を取り上げます。
脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなることによって神経が圧迫される病気です。主に中高年男性に見られ、症状は歩行時の痛みやしびれが特徴的です。
当院にご来院される腰痛の患者さんにも、病院で脊柱管狭窄症と診断された方が多くおられます。
症状の経過が長い肩が多く、治療には時間がかかりますが、少しでも楽に毎日の生活を送っていただけるよう、治療に努めています。

★脊柱管狭窄症とは?
脊柱間というのは脊椎(背骨)の中にある空洞で、ここに脳からの指令が伝わってくる脊髄という神経の束が通っています。
その脊柱管がいろいろな原因で狭くなり、神経を圧迫して歩行障害や強いしびれなどの症状を引き起こします。

★脊柱管を狭くさせる原因は?
・椎間板ヘルニア : 椎間板の変形や突出により神経が圧迫される
・脊椎すべり症 :背骨がずれることで脊柱管が狭くなる
・黄色靭帯の肥厚 :靭帯の肥大により神経が圧迫される
・骨棘の突出 :骨の突起が神経を圧迫する
・加齢による変性 :骨や靭帯の老化による変形

★年代別の発症頻度は?
50歳以上から徐々に増えてきて、70歳以上では40パーセント以上の人が腰部脊柱管狭窄症になっているともいわれています。。
高齢者になると誰もが患う病気といっても過言ではないかもしれませんね。

★脊柱管狭窄症の3つのタイプ・・・?
脊柱間の場所は脊椎の円柱形をした椎体の後方にあり、この中を脊髄神経が通っています。
この神経が挟まったり、圧されたりして炎症を起こすと症状が出てきます。
①歩行時の痛みやしびれ:特に長距離を歩くと顕著になります。
②間歇跛行:歩行中に痛みやしびれが現れ、休憩することで一時的に症状が改善します。
③姿勢による症状の変化:しゃがむ、前屈することで症状が軽減されることがあります。

★症状の出方の特徴は?
圧される神経の場所によって症状の出方は3パターンに分けられます。
①馬尾型:神経が集まった馬尾神経全体が圧されるもの。
症状は両足のしびれ、力が入らなくなる、足裏にもちがついたような砂利の上を歩くような感覚、尿が漏れてしまう、会陰部の異常な感覚などがあります。
②神経根型:脊髄から分かれて出た神経根という枝が圧されるもの。
賞状は左右のどちらかの足が痛い、腰が痛い、明け方にこむら返りが起こる、臀部から足の裏にかけて放散する痛みなどがあります。
③混合型:脊柱管全体かつ神経根が出る部位も狭くなっているもの。
賞状は馬尾神経と神経根を圧するため重篤なものが多くなります。
※賞状はじわじわと緩解、増悪を繰り返して悪化してくるものが多いとされています。
※狭くなった脊柱管は基本的には治らず、その中で圧されている神経が延焼すると症状が出てきます。

★治療方法とその効果
脊柱管狭窄症の治療法は、症状の重さや進行度に応じて異なります。
①仙骨ブロック注射
痛みを緩和する目的で、神経周辺に薬剤を注入します。
②物理療法 運動療法やマッサージ
痛みの軽減、筋力向上が目的とされます。
③経皮的内視鏡下脊柱管拡大術
内視鏡を用いて脊柱管を拡大する手術で、長期的な症状の改善を目的とします。
④予防とライフスタイルの調整
脊柱管狭窄症の予防には、適切な体重管理、正しい姿勢の維持、定期的な運動が重要です。また、重い物の持ち運びを避ける、ストレッチや軽い運動で筋力を保つなどの生活習慣の改善も有効です。