自律神経って?そのタイプと治療法!?|大阪で自律神経の調整なら、さかみ鍼灸院へ

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自律神経って?そのタイプと治療法!?

  • お悩み・症状
  • 自律神経の乱れ

当院では自律神経の乱れによる症状で悩まれている方が多くご来院されます。
このブログでも自律神経についての情報を整理してみなさまにお伝えできればと思っております。

今回は
自律神経ってどんな神経?
自律神経失調症の4タイプって?
自律神経の治療法は?
について書いていきます。

〔自律神経ってどんな神経でしょう?〕
神経は大きく2つに分類されます。
・体性神経(運動神経):手足や口など自己の意志で動かす事のできる神経。
・自律神経:間脳の視床下部を中枢として心臓や内臓の筋の運動や腺の分泌を司る神経。
この自律神経は、諸々の刺激や情報に反応して自動的に身体の機能を維持しています。
暑さ、寒さに反応して体温を維持したり、身体の運動で汗をかいて体温調節を計るのも自律神経です

自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。
交感神経は心身の緊張を高め、副交感神経は緊張を和らげます。
昼間は交感神経が優位となり心身は活発活動的に働き、夜間になると副交感神経優位となり睡眠や休息などで心身を休めるように働きます。

この交感神経と副交感神経の機能が低下し、そのバランスが崩れた状態が自律神経失調症です。めまい、息切れ、だるさ、嘔吐、下痢、便秘などの病状が出てきます。

〔自律神経失調症の四タイプ〕
自律神経失調症は四タイプに分かれています。
① 本態性型 生まれつき自律神経が乱れやすく遺伝的要素が強いもの。
低血圧、虚弱体質、体力に自信のない人に多くみられます。
自律神経機能検査では、ある程度はっきりした異常が認められるが、心理テストなどではストレスなどの心理的影響が余り認められない、自律神経失調症では比較的少ないタイプです。
② 神経症型 心理的なことから身体の不調な人が成りやすい。
身体的不調が多い場合は神経症はなく自律神経失調症と診断されることが多い。
自律神経機能検査では特に異常がなく、心理的要因が深く関わって症状が起きやすい。
③ 心身症型 感情や疲労などの日常生活のストレスを無理に押さえ込むことが発症の原因。
自律神経失調症の半数がこのタイプとされ、現す症状や程度が様々である。
自律神経機能検査と心理テストの両者から異常が認められることから、体質的因子に心理的要因が重なって発症する。
④ 抑鬱型 広辞苑で調べると抑鬱とは「いつも抑えつけられている様で、沈んだ重くて暗い気分」との事である。
ストレスの慢性的な蓄積などによる鬱反応、抑鬱気分が身体症状に隠れて発見されないと、鬱に対する適切な治療が行われない事となり鬱を見落としてしまう。
以上四分類してみました。

〔自律神経失調症の治療法〕
自律神経失調症の治療法は、生活環境を整えること、体質、性格、ライフスタイルにも注目して改善する事も非常に重要です。現在、医療界では主に次のような治療法が用いられています。症状のタイプなどにより身体及び心の両面に働きかける柔軟な治療法が望まれます。

① 薬物療法 自律神経に作用して身体症状を緩和する物と、大脳辺縁系に作用し不安や抑鬱状態など精神症状を和らげる物との二種がある。
② カウンセリングなどによる心理療法。
③ 自律訓練法などによるセルフコントロール。
④ 指圧、按摩、鍼灸、ストレッチなどの理学療法。
⑤ 音楽療法、アロマセラピー、アニマルセラピー(猫や子犬、イルカなど小動物を用いて治療する方法)など五感に働きかける療法。
⑥ 自己管理によるライフスタイルの見直し、例えば食事、睡眠などゆとりのある生活を送る様にしたり、ストレス耐性の強化など日常生活の見直しや改善を本人にさせる事も重要である。
以上簡略に説明しました。

次回は、自律神経を整えるセルフケアについて書いていきます。
ぜひご覧になってください。